受付の装いは清潔感と慎ましさが大事
葬儀の受付というのは遺族の代理ともいえる大切な役割です。そのため、服装やマナーには細心の注意を払う必要があります。当日の服装は、基本的に参列者と同じもので構いません。男性の場合は上下黒のスーツに白のワイシャツ、ネクタイと靴下は黒で合わせます。
女性の場合は黒のスーツまたはワンピースで、肌の露出ができるだけ少ないものを選びます。ストッキングやバッグも黒でそろえましょう。靴に関しては男女共通で黒を選びますが、つやのあるエナメル靴や金属などの光る飾りがついたものは場にそぐわないので避けるようにします。
また、女性の場合はヒールの高さにも注意が必要です。ハイヒールはどちらかというと華やかな印象があるため好ましくありません。また受付というのは来客を案内するなど意外と動き回ることが多いので、動きやすさという意味でも3センチ程度のローヒールか、高くても6センチ程度の中ヒールまでにとどめるほうが無難です。
髪形に関しても派手になりすぎないよう注意する必要があります。特に女性の場合、光る髪飾りや派手なリボンなどをつけるのは厳禁です。また、男女ともに髪の長い人はすっきりとまとめておくようにしましょう。女性のメイクは薄化粧を心がけるようにします。
ノーメイクでなくとも構いませんが、明るい色の口紅やラメなどの入ったアイシャドウやネイルなどは華美な印象を与えてしまうので避けたほうがよいです。ファンデーション・リップともにマットな質感のものがおすすめです。